日本社会で十分に対応できる『読み・書き』の力を身に付けるための授業を中心に、読む・書く・話す・聞くの4技能を強化します。日本語能力試験・日本留学試験にも対応し、大学院・大学・専門学校への進学希望の学生や、漢字を勉強したい学生にはこちらのコースをお勧めします。また、日本語能力試験1級を合格している学生でも、その時の人数と学習期間によっては超級クラスが開講されるかもしれませんので、必ずお問い合わせください。就学生がこちらのコースを受講しない場合、課外活動の時間が合わなかったり、卒業資格を十分に満たせなかったりする可能性がありますので、こちらのコース受講をお勧めします。
進学総合日本語コースのレベル
《コースレベル別の日本語能力到達度一覧表》
レベル
日本語能力試験得点
目安
項目
超級
JLPT N1
80%
会話:日常的なテーマの議論に参加し、他者の意見と関連付けて自分の意見を展開できる
表記:2000 字程度の漢字を読み書きできる
聴解:講義や議論などが、ほぼ問題なく理解できる
読解:筆者の主張や視点が出ている現代の問題についての記事や現代文学を読んで内容を理解できる
作文:重要点を強調したり読み手に訴えたり関連事項を紹介したりしながら文章を展開することができる
上級Ⅱ
JLPT N1
60%
会話:流暢に自然なコミュニケーションがとれる。身近なテーマの議論に参加し自分の意見を主張できる
表記:2000 字程度の漢字を読める
聴解:内容的にも言語的にも複雑な話の要点を理解できる
読解:新聞雑誌の記事、小説など様々なジャンルの2000字程度の文章を読んで内容を理解できる
作文:複雑な問題を含むテーマについても、まとまった読みやすい文章を書くことができる
上級Ⅰ
JLPT N2
80%
会話:様々な待遇表現やその場面にふさわしい言葉を選択しながらコミュニケーションがとれる
表記:1500 字程度の漢字を読み書きできる
聴解:ニュースや短い情報番組から必要な情報が聞き取れる
読解:新聞雑誌の記事、小説など様々なジャンルの1000字程度の文章を読んで内容を理解できる
作文:幅広い分野のテーマについて、読み手を意識してより分かりやすく説得力がある文章を書くことができる
中上級
JLPT N2
60%
会話:様々な事情の依頼、交渉などの場面でもコミュニケーションの機能を果たすことができる
表記:1000 字程度の漢字を読み書きできる
聴解:日本社会について幅広い内容を聞き、内容を理解できる
読解:論理展開が比較的明快な1000字程度の文章を読んで内容を理解できる
作文:自分が関心を持つ分野のテーマであれば、読み手を意識して分かりやすく説得力がある文章を書くことができる
中級Ⅱ
JLPT N3
80%
会話:誘い、断り、アドバイス、苦情など、適切な理由や前置き表現を使ってコミュニケーションの機能を果たすことができる
表記:500 字程度の漢字を読み書きできる
聴解:ニュースなどに取り上げられる現代日本社会の一面を表すトピックについて聞き、内容を理解できる
読解:一般的な事柄についての800字程度の文章を読んで内容を理解できる
作文:様々なディスコースマーカー(文章構造を示す言葉)を使って、分かりやすく詳しい文章を書くことができる
中級Ⅰ
JLPT N3
60%
会話:自分にとって身近な話題であれば、ある程度まとまった話ができる
表記:300 字程度の漢字を読み書きできる
聴解:現代日本事情を表すトピックについて聞き、内容を理解できる
読解:一般的な事柄についての簡潔な600字程度の文章を読んで内容を理解できる
作文:基本的な接続詞を使って、全体の構成を考えながら自分の意見を書くことができる
初中級
JLPT N4
80%
会話:日常生活で欠かせない基本的な会話のやり取りを待遇表現を正しく使ってできる
表記:200字程度の漢字を理解できる
聴解:日常生活の場面ならほぼ発話内容を理解できる。またある程度まとまったメッセージでも要点が聞き取れる
読解:日本の事物を題材にした、漢字語を含む450字程度の文章を読んで内容を理解できる
作文:比較したり例を挙げたりしながら自分の意見を書くことができる
初級Ⅱ
JLPT N4
60%
会話:日常生活で欠かせない基本的な会話のやり取りが、さらに適切な表現を使ってできる
表記:120字程度の漢字を理解できる
聴解:日常生活の場面で普段出会うごく身近な事柄について明瞭で標準的に話されたものであれば発話内容をほぼ理解できる
読解:日常生活の場面や日本の事物を題材にした平易な450字程度の文章を読んで内容を理解できる
作文:複文を使って、日記や短い感想文を書くことができる
初級Ⅰ
JLPT N5
60%
会話:自分自身についての質問に答えられる。日常生活でも限られた場面であれば、基本的な会話のやりとりができる
表記:ひらがな、カタカナを正確に書ける。また漢字を60字程度理解できる
聴解:日常生活の場面でゆっくり話されれば質問などの短い発話が聞き取れる
読解:日常生活の場面を題材にした平易な250字程度の文章を読んで内容を理解できる
作文:簡単な表現や文を単独で正しく書くことができる